「え!?飛行機に持ち込めないんですか?ヘアアイロン…せっかく買ったのに(涙)」
先日、空港の保安検査で機内持ち込みできなかった回収品のうち、ヘアアイロンの回収本数が増えている、との記事を見つけました。
一時預かりではなく回収ですので、もはや戻ってきません。
せっかくの旅行前に、一気に気分が沈みますよね…
なぜ増えているのでしょう?せっかく買ったのに回収されてしまっては、もったいないです。
卒業旅行や就職先の都市への飛行機を使った移動を計画立案中のあなたに、ぜひ読んでいただきたいです。
飛行機に持ち込み禁止?ヘアアイロンが回収された理由
回収されてしまう恐れがあるのが、リチウムイオン電池を内蔵するコードレスタイプ。
リチウムイオン電池は発熱、発火の危険性があることから、規制対象となっています。
全てが規制でなく、「電子機器に内蔵された場合は定格量160wh以下であれば許可」など、機内に持ち込めるか否かは細かく分類されています。
記事によると、保安官の方々は「電池を外せるヘアアイロンなら持ち込めるが、取り外せなければ定格量が確認できないため制限せざるをえない」と判断なさるそうです。
リチウムイオン電池を内蔵する商品はヘアアイロンだけではなく、モバイルバッテリーもあります。
凶器や危険物のように、一目でわかるもの以外にも規制があります。
旅行前に事前に確認することが、手荷物検査→回収 を避ける自衛の手段です。
飛行機に持ち込み禁止の商品
国土交通省のサイトに、詳細が記載されています。
2023年11月5日時点では、以下の内容が記載されています。
ルールが変わっているかもしれません、最新の情報を各航空会社に確認することが推奨されています。
機内持ち込み手荷物
危険物(爆発の恐れ、燃えやすいもの、他人に危害を与えるものなど)の持ち込みは禁止
刃物類等ハイジャック・テロに「凶器」として使用されるおそれがあるものの持ち込みは禁止
機内お預け手荷物
危険物の持ち込みは禁止
代表例一覧
国土交通省のサイトにポスターが掲載されていました。
以下のリンク先をクリックするとPDFが表示されます。
特に注意が必要なもの
特に注意が必要、として以下の3点が挙げられています。
電子車いす
航空輸送による気圧や温度変化、継続的な振動による誤動作や電池の発火が想定されていることから、電池の種類によって、輸送するためのルールが国際規則および国内規則で定められています。
機内の持ち込み可/不可や予備用電池の制限などもあります。
詳細は国土交通省サイト(PDFファイルが開きます)をご確認ください。
ヘアアイロン、ヘアドライヤーなどのヘアケア商品
電池式ヘアケア商品は、不慮の動作による高温・火災リスクがあることから「危険物」に該当します。
・コンセント式やバッテリーを内蔵しないUSBコードタイプは危険物ではないので持込OK
・ガス式の場合、条件付で持込OKです。ただし、予備のカートリッジはNG(回収されます)
・電池式の場合、電池が取り外せるか否かで判断が分かれます。
取り外せない場合は、危険物とみなされNG
取り外せる場合、さらに
160whを超える大容量の電池は預けることも持ち込むこともNG
上記以外は、保管方法に注意すれば条件付で持込みOKです。
モバイルバッテリーなど
リチウムイオン電池に注意が必要です。預入荷物に入れるのはNGです。
機内に持ち込む際も、ワット時定格量が160wh 以下であることが条件です。
バッテリーには、wh ではなく、10,000mAh のようにアンペアで表現されている場合があります。
この場合は、計算して、ワット時定格量(wh)を算出する必要があります。算出式は
ワット時定格量(Wh)=定格容量(mAh)×公称電圧(V)÷1000
です。例えば、
定格容量(mAh)が、27,000mAh
公称電圧(V)が、3.7Vの場合、
27,000 × 3.7 ÷ 1,000 = 99.9 となります。160 より値が小さいので持込OKです。
まとめ
リチウムイオン電池は小型で大きな電気量を蓄積/発することができる便利さがゆえに、飛行機への持ち込みの対象としては「危険物」と扱われているようです。
旅行に持っていくことが想定される電子機器は、リチウムイオン電池利用の機器かどうか をよく確かめましょう。
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