日常で「あぁー!もうなんで!」と感じる機会は多いですよね。
国内にいると、左利きの人はそう感じる機会が右利きの1.5倍増し程あるのではないか?と思うほどに「もう!」って言ってます。
本記事を読んでいただいている左利きの方は、ご理解いただけると思います。
パソコンやスマホが普及して、そんな機会が減ったように感じますよね。
そうでもないんです。
例えば、パソコンに接続するマウス、右利き向けに作られています。
左右非対称で右利きの人向けに使いやすいマウスは、左利きは使いづらいです。
スマホは、世界共通仕様の機器が国内で多く流通していますので、左利き特有の違和感はないです。
右利きが便利なように作られた道具は、左利きには使いづらいです。
本記事では、そんな「左利きが苦労していること」をランキング形式で紹介します。
ちなみに私は左利きです。日常生活での困りごとを多く感じることをランキング形式で紹介します。
左利きの不便さは、日本人の右利きと左利きの割合に起因
一説によると、日本人の左利きは推計11%だそうです。
世界で見ても、実は左利きは少ないそうです。
右利きが90%、左利きが10%の割合なのだそうです。
過去は左利きを強制的に右利きにするケースがありました。
私もそうで、字を書くことは左利き→右利きに変えました。
今はそういうケースは減少しており、アメリカなどでは子どものかかるストレスを考慮して変更することを避ける傾向があるとのことです。
左利きの不便さ ビジネスで考えると、右利き向けの商品を優先して作る
世界的に右利きの割合が圧倒的に多いのであれば、ビジネスをする場合は右利き向けの商品を作ります。
なぜなら、右利きのほうが数が多いので、売れる量が多いからです。
もし、100人に1人が欲しい、と思う商品を作ったのであれば、
右利きの方が9倍、左利きより売れる可能性が高いです。割合がそうなのですから。
なので、右利きのニーズの方が、左利きのそれよりも強く受け取ります。
左利きはマイノリティ。それを前提に、以下ランキングで具体例をご紹介していきます。
左利きが不便に感じるランキング
左利きの不便さ1位 ハサミが使いづらい
ハサミを使う機会が多く、その都度使いづらいと感じます。
具体的には、「切る」ための道具であるハサミを左手で使っても「切れない」んです。
切った断面がガタガタになることもあります。
場合によっては”切る”というより”裂く”という使い方があってるかもしれません。
きれいに切れるためには練習と訓練が必要です。
円形の線に沿ってきれいに切れる人、相当に訓練した人です。
最近は、左利き用のはさみも見るようになりました。通販サイトの普及のおかげです。
最近見て珍しかったのは、左利き用の「キッチンハサミ」。
料理する時のはさみこそ、切りたいように聞照れ欲しいのですが、右利き用だと切れません。
左利きの不便さ2位 自動改札機を通過するときに、手がクロスする
切符を入れたり、ICカードをピッと当てるとき。全てが右側です。
右利きと右手に切符を持ったりICカードをもち、それを通過するときに右側の機器に通します。
左利きだと、左手に持った切符やICカードを右側にある機器に通そうとします。
左手が身体の前でクロスするんです。
通過スピードが落ちるので、利用者多いときは渋滞の先頭になりがちでもあります。
左利きの不便さ3位 蛍光ペンで教科書などにマーキングしにくい
文字で書きづらいので、ぜひお手許に蛍光ペンがあれば、横書きの本を使って左手でマーキングしてほしいです。
文字の順でマーキングしようとする(左→右に引く、というより押す)と、
・紙が場合によってはくしゃくしゃになる
・手の側面がマーキング直後を通るので、紙が汚れる。
逆に、右→左にマーキングしようとすると、終了位置が分かりません。
左利きの不便さ4位 ホテルのスープが注ぎづらい。
ホテルのバイキングなどで使われているお玉。レードルともいうらしいです。
注ぎやすいように先が細くなっている(しずく型というらしいです)のですが、
右利きにとっては使いやすいです。
しかし、左利きにとっては左手で補足なっているほうから注ごうとすると
体制はアクロバティックになります。
で、結果はこぼします。
なので、先が細くなっていないほうで注ぐしかないのです。
両利き用のお玉は売っています。両利き用がスタンダードに広まってほしいです。
左利きの不便さ5位 飲食店で席の場所を気にしてしまう
席順で、左利きの人の左側に右利きの人が座ると、食事中に肘が当たる可能性が高まります。
というより当たります。
なので、左利きの人は、いちばん左側の場所を好んで選択しがちです。肘が当たらないからです。
真っ先に左側の席を選ぶ人は、左利きである割合は高いでしょう。
左利きの不便さ をちょっと和らげる、左利きの便利さ
過去に「すごい左利き」という本が販売されました。
「10%しかいない」という事実は、マイノリティであると同時に希少でもあるといえます。
左利きの人の脳に関する調査によると
「右脳がより発達している」
「右脳と左脳のつながりが強く、情報処理力が優れている」
傾向がある、といえるいるそうです。
右脳は空間把握や情報処理をつかさどっています。
ある数学の問題を解く実験では、難問では明らかに左利きの方が高得点を出したという結果になった
そうです。
ただし、左利きである本人からすると、
そんなことは全く思ってはいません。それが普通なので。
具体的な事例をいくつか挙げます。
左利き が便利:スポーツで有利になる
また、スポーツ面では左利きであることが有利になります。10%しかいないので
試合で対峙する機会がそもそも少ないのです。
例えば野球。
左打ちだと、ファーストまでのベースの距離が、1mほどですが近いです。
ヒットになる確率がそれだけで高まるので有利です。
左利き が便利:話のネタが増える。
「今日は天気が~」のように、初対面で会話が続かない時に出る話題。
もし相手が左利きだと、「実は私も左利きでして」と、共通の話題が増えます。
「実は私、右利きでして」は当たり前すぎて話題にすらなりませんが、
左利きだと話題になるんです。
左利きな人が高い割合で好む場所があります。それは、
テーブルの着席位置が左端の人
特に食事の席で、空いているのに左端に座る人は、左利きな可能性が高いです。
なぜなら、「食事の際に肘があたらない」ので。
もし左利きを話題に話を広げたいなら、上記を参考にしてはいかがでしょうか。
左利き が便利:なぜか頭がよく思われる
上記にも挙げましたが、頭よさそう、賢そうと思われてます。特に
「左利きは右脳を使っているので芸術肌の人が多い」というイメージがあります。
ピカソをはじめ、ダ・ヴィンチやモーツァルトなど 海外の一流アーティストが左利きだ。
だから左利きはアーティストの才がある、と思われてます。
なので、左利きにポジティブな印象を持っている人も多いようです。
(逆に、芸術肌なので、扱いづらいと思ってる人も一定数いますので注意しましょう)
まとめ
左利きは世界でも10%程度での存在です。海外でも同じ比率です。
西洋人だから左利きが多い、ではないのです。
なので右利きが優位な環境である点は仕方がないです。
一方で、左利き向けの商品はニッチではありますが確実に需要はあります。
機会を作り、左利きの人が使いやすい商品などを紹介したいと思います。
以上です
コメント