「私のバイブルは『ナニワ金融道です』」
「独立を検討しているなら、『ナニワ金融道』は必ず読んでおいたがいいよ」
と挙げる”一流”と言われる方は数多くいます。
1990年から週刊モーニングで掲載されていた漫画であり、当時から四半世紀を過ぎた現在、金融に関する法令やしくみが大きく変わったにもかかわらず、今なおバイブルとして扱われています。
なぜでしょう?
本業とは別の業務(複業、と以降は書きます。副業、はなんか位置づけが下がるように感じるので好みの2文字ではないです)を本格的に開始しようとしていた際に、教えていただいた冒頭のワード。
ナニワ金融道、の存在は知っていましたが少し怖い話のようで避けてました。
しかし、一流の方が「読んだがいいよ」と教えてくれたことをスルーするのはもったいない。
まずはまねよう。なスタンスで読み始めました。
結論、確かに読んでおいたほうがいい。いや、読むべきだ!!な確信に変わりました。
まだ数回しか読んでいないので本質をつかめたか?と言われるとまだまだかもしれません。
しかし、初めて読んだからこそわかる気づきをぜひお伝えしたい。
なぜなら、将来お金のことで後悔するリスクが少しでも減らせるのだから。
お金は使い方によってはとても怖いです。その怖さを漠然と、ではなく、理解することはあなたの人生にとってはプラスに働きます。
そんなナニワ金融道、2023年12月時点では無料で読める方法があるんです。
・お金の怖さを知りたい
・人間の弱さをしりたい
・なぜ、独立を考えている人が読んだ方がいいのか?
を、解説します。
1.ナニワ金融道とは
ウィキペディアでは下記のように紹介されています。
『ナニワ金融道(ナニワきんゆうどう)は、青木雄二による作品で、1990年から『モーニング』(講談社)にて連載された日本の漫画。
商都大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝国金融」(セリフ中ではこの表記、看板等では「帝國金融」)の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品。連帯保証人になった彼氏の借金の肩代わりをしてソープ嬢になる女、ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走したあげく取り込み詐欺に手を出し破滅する男、詐欺的先物取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者、更にはライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描く。』
1996年まで、全19巻・全261話の作品です。
1990年当時の出来事であり、今の時代にそのまま当てはまらないことはあります。
一方で、人の欲や弱い面・金融という仕組み自体は大きく変わることはありません。
そんなナニワ金融道を実際に拝読し、学べたこと3点ご紹介します
2.ナニワ金融道から学んだこと
ナニワ金融道を読むことで、以下の3点をケーススタディ付きで知識を習得できます。
(1)金融に関する知識
(2)人間に関する知識
(3)経営に関する知識
順に解説します。
(1)お金の怖さ
お金についてできることは
自分が理解できない投資には手を出さない・書類にサインと押印しない
現金の授受にはエビデンスを残す。
です。
「そんなことは聞いてない」「社会通念上ありえない、無効だ!」
といくら言えど、契約書などで記載されて同意の証拠が残ってしまったことは、履行することが求められます。
契約書記載内容が法律違反の場合は、無効とできるような環境は1990年当時からずいぶんと整備されてきました。
しかし、
・約束手形
・保証人と連帯保証人
・先物取引
といったワードやしくみは、2023年も現存します。知らない、で契約した場合のリスクやそのリカバリには非常に多くの時間と労力、精神的なストレスを負ってしまいます。
日本で商売をする以上は、商習慣を知らないのは致命傷になりかねません。
(2)人間の弱さ
「誰でも簡単に儲かりますよ」と言われ、その人を信用しきってしまい契約する。
その契約の際に、自分で学んだり、契約書面に目を通さない。
分からないことはそのままに、言われたままに行う。
上記について、「そんなことはない」と思うかもしれませんが、
・お金がないと大損してしまう
・お金を返すことへの内外からのプレッシャー
・破産する/バレると、社会的地位がなくなる/恥をかく
のような、自身へのデメリットが容易に想像できる状況に追い込まれるほど、
正しい判断は困難になります。
とにかくお金を借りたい
この状況に追い込まれるほど、冷静に考えれば不利だと思うこと/法律上グレーなこと
にも手を出してしまう。それが人間です。
そんな状況を、自身が経験することなく知ることができるのはありがたいです。
人間の弱さは困りごとや欲望から生まれる
他方で視点を変えると、その弱さや困りごとの解決は、ビジネスチャンスともいえます。
人は何に困るのか。どんな欲望をもつのか
上記は、あなたにビジネスのヒントと受け取ることができます。
令和の時代の環境下、どんなツールやルールを活用することで、人の欲を満たせるのか。
もし複業を始めたばかりでお金を稼ぐことに悩んでいるならば 本作からヒトが根っこに誰もが持つ欲や困りごとに気づけるヒント集にもなりえます。
(3)経営のケーススタディ
経営にトラブルはつきものです。
・運転資金が足りない。自転車操業でお金を工面しないと
・従業員や社長がケガをして動けなくなった結果、資金繰りに困る
・信頼していた人が、そうではない行動をしてしまう
・うまくいく、と思っていたことが外的要因でそうならない
などが具体的に描写されています。当事者の感情も含めてものすごくリアルです。
・どんなトラブルが起こりうるのか
・そんな時にどう振る舞うのか
をあなた自身にあてはめて考えることで、将来のリスク予知の知識を得ることができます。
また、主人公が相対する企業の立場や登場人物の視点で作品を見るのも、とても有益です。
外的要因で計画していたことが出来なくなった場合の結果。
リアルな描写だからこそ、あなたの今のこと・将来起こり得ることとして気づけることがあります。
「あなたなら、どうしますか?」と1つのストーリが終わる毎に考えてみませんか?
リスク回避とビジネスチャンスの気づき、両方の役割を果たすことでしょう。
3.ナニワ金融道の漫画を無料で読む方法
そんなナニワ金融道を読む際に、無料で読める方法を紹介します。
無料で読めるなんて、いい時代です。ぜひ活用しましょう。
(1)Kindle Unlimited を使う
2023年12月現在、Kindle Unlimited に加入すれば、ナニワ金融道の漫画は追加金額ゼロ円でご覧いただけます。
Kindle Unlimited に過去1度も加入したことがない方は、初回限定で30日無料キャンペーンがあります。30日で19巻を読了し、解約すればお金はかかりません。
既に加入しているのであれば、さっそく読んでみましょう。
以下のサイト経由で初回登録すれば完了です。
注意点は、契約の解約をしないと契約継続となる点です。もし無料キャンペーンのみで終えたい場合は、忘れず解約手続きをしましょう。
(2)マンガサイトを使う
電子書籍でマンガを読めるサイトは乱立状態です。あなたがお使いのサイトで読めるかもしれません。詳細は各サイトをご確認ください。
おすすめは「マンガ図書館Z」です。2023年12月現在、ナニワ金融道全巻読み放題です。
マンガ図書館Zとは、Wikipedia で以下のように紹介されています(2023年12月16現在)。
いわゆる海賊サイトとは違います。ユーザ登録必要ですが、登録すれば参照できます。
マンガ図書館Z(マンガとしょかんゼット)は、日本の漫画配信サイト。主に絶版となった漫画などを広告付きの電子書籍で無料で提供している。
作者の了解を得て広告を挿入した形で絶版作品を公開し、広告収入を作者に還元することを目的としている。(中略) 絶版作品とは謳われているものの、単行本未収録の読み切りやそれらを独自にまとめたオリジナルの短編集の他、既に連載終了された作品の続編も公開されている。
4.まとめ
金融について学ぶ場は、今も昔も日本では少ないのが現状です。
資本主義では、学んでいない・知らないから、と言う理由だけではとても弱い立場となります。
同じ土俵の上で、金融のプロたちと時には戦う必要があります。
だからこそ、多少なりとも学ぶ必要があります。他者の支援を受けるにしても、良し悪しの意思決定はあなたが行う必要があります。
その意思決定ができる程には知識が必要です。
お金は大事です。その大事なお金のことを学びましょう。
きっとあなたの人生にとってマイナスになることはありません。プラスにしかなりません。
その学びのハードルを下げてくれるのが漫画です。ぜひ活用し楽しみながらも学びましょう。
以上です
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